携帯電話のデータを外部メモリにコピーする
携帯電話のデータをコピーする方法は、携帯電話用ソフトと接続ケーブルを利用して、パソコンへコピーする方法以外にもあります。それは、携帯電話に搭載できる外部メモリを使用した方法です。
外部メモリとは、SDカードやminiSDカード、メモリースティックなどに代表される、携帯電話の本体以外にデータを記憶することができる製品です。これらを使用できる携帯電話が増えたため、利用してみるのも一つの手でしょう。最終的には外部メモリからパソコンへとデータを移すことになります。
ただし、携帯電話用ソフトと違って、パソコン上でデータを閲覧したり整理したりする際に携帯電話用ソフトを介さないため、少しばかりパソコンの知識が必要となってきます。
準備
まずは、ターゲットの携帯電話に対応した外部メモリを用意する必要があります。ターゲットの携帯電話に挿さっている外部メモリをそのまま使用することもできるのですが、できる限り新しい外部メモリを購入しておいた方が良いでしょう。ターゲットの外部メモリでデータをコピーしたり消去したり、また、パソコンにデータを移動させた後にターゲットの携帯電話に挿し戻したりしなくてはならないので、非常に手間がかかります。ターゲットへの発覚を防ぐためにも、新しい外部メモリを用意することをおすすめします。
コピーしたデータを見るためにはパソコンが必要となりますが、これは皆さんのお宅にあるもので充分です。パソコンのOSは「Windows」「MacOS」、どちらでも構いません。操作やデータ移動に特殊な知識は必要ありませんが、データの整理や閲覧に関しては、多少の知識が必要となりますのでご注意下さい。また、外部メモリからパソコンへデータを移動させるためには、「リーダーライター」という装置が必要となります。
ターゲットの携帯電話に外部メモリがささっている場合
まずは、ターゲットが携帯電話に外部メモリを挿しているかどうか、確認してみましょう。もし挿しているならば、まずはその外部メモリのデータから、パソコンに移動させるほうが手っ取り早いです。なぜかというと、基本的に外部メモリには容量の大きいデータを入れる傾向にあるので、例えば浮気相手の写真などをターゲットの携帯電話で撮った場合は、外部メモリに入れている可能性もあるのです。
方法としては、ターゲットの携帯電話に挿さっている外部メモリを抜き、リーダーライターを介してパソコンへデータをコピーする、これだけです。データをコピーした後は、 外部メモリをターゲットの携帯電話に戻すのをお忘れなく。
携帯電話に入っているデータを抜き出す場合
さらに多くのデータを収集したいという場合は、やはり新しい外部メモリを使っての方法が良いでしょう。この方法はいくつか手順を踏まなくてはなりませんので、順番に確認して行なって下さい。また、携帯電話にパスワードロックがかかっていると、携帯電話の操作自体が行なえませんので、「 パスワードロックを解除する 」を参考にお願いします。
下準備
まずは、新しく用意した外部メモリをフォーマット(初期化)する必要があります。これを行なわないと、ターゲットの携帯電話から外部メモリへデータを移動させることができなくなりますので、ご注意下さい。
フォーマットのやり方は、ターゲットの携帯電話の機種に合わせなくてはなりませんので、ターゲットの携帯電話から行なう必要があります。操作方法については、皆さんのターゲットの携帯電話に合わせて、調べておきましょう。また、注意する点として、フォーマットだけでも数分程度かかる可能性がありますので、時間に余裕のあるときに行なって下さい。場合によっては、まず下準備としてフォーマットのみ行なって、後日にデータ移動を行なうといった風に、分けて行なった方が良いかもしれません。
データの下見
浮気相手の携帯電話番号やメールのやり取り、写真など、コピーしたいデータはたくさんあると思います。しかし、移すものが多ければ多いほど時間がかかりますし、また探すのも相当な時間のロスとなるでしょう。まずはターゲットの携帯電話を操作して、どの情報がどこに入っているのか、また、重要な情報はどれか、下見をしておくことをおすすめします。
データを移動させる〜パソコンで確認する
下準備、下見と行なったら、いよいよデータ移動を実行に移します。
選んだデータを用意した外部メモリにコピーします。このとき、データは必ずコピーするようにして下さい。単に「移動する」というのを選んでしまうと、本体のデータが消えてしまう恐れがあるからです。できれば、あまり影響のないデータで試してみてから、他のデータをコピーさせてみると良いでしょう。
その後は、外部メモリからパソコンへ、リーダーライターを介して移動させて下さい。全て行なった後は、空いた時間にデータを見るだけです。
(オマケ情報) 外部メモリ専用の携帯電話用ソフト
外部メモリ専用の携帯電話用ソフトが存在します。何が利点かというと、まず、データをコピーさせるのにかなりの時間短縮が可能になります。また、コピーしたデータをパソコンで確認する際に、携帯電話用ソフトを使いますので、後々の閲覧・整理がしやすくなります。欠点としては、携帯電話のデータをコピーするために専用のアプリを使用しなければならず、その点がややこしくなるかもしれません。
詳しくは、下記をご覧ください。
注意事項(携帯電話の共通注意点こちらも必ず目を通して下さい)
※外部メモリのフォーマット(初期化)について
外部メモリのフォーマットは、 外部メモリ内のデータを全て消去します 。必ず、フォーマット前にデータが入っていないかどうか、確認して下さい。また、ターゲットの携帯電話に最初から挿さっていた外部メモリには、フォーマットを絶対に行なわないようお願いします。
※データ管理について
データを確認するパソコンが家族共有の場合には、ターゲットの携帯から抜き出したデータを、発見されにくいような状態にする必要があります。一番の方法としては、パソコンにデータを残さないことですが、今度はデータの管理が大変になります。うまくパソコンの中にデータを隠すか、それとも、外部メモリにため込んでいくか、皆さんの行ないやすい方法で行なって下さい。
※外部メモリの種類・リーダーライター
外部メモリには多くの種類がありますので、ターゲットの携帯電話に対応した外部メモリを選んで、用意して下さい。また、リーダーライターも同じく、用意した外部メモリに合致するものを選んで下さい。
※データの移動について
携帯電話から外部メモリにデータを移す際は、ターゲットの携帯電話からデータが消えていないことを確認して下さい。携帯電話の機種によっては、データの移動がコピーではない場合があり、携帯電話からデータが消える場合があります。
※データの閲覧について
基本的には携帯電話用ソフトを使いませんので、パソコンの設定次第では、読むことのできないファイルが出てくる可能性があります。そのようなファイルを読めるようにする方法、もしくはソフトを、皆さん自身で探さなくてはなりません。その場合は、ある程度のパソコンの知識が必要となってくる場合があります。
※パソコン内での証拠を消す
パソコン内でデータを見た際に、パソコンで多少の記録が残る場合があります。「最近使ったファイル」と呼ばれるものです。念のため、この中も削除しておくように心がけましょう。
携帯電話での見破り方